エミュレーション
エミュレーションはDUTとテストベンチの合成可能部分がすべて分割されてFPGAボードにインプリメントされる検証モードです。MHzレベルのエミュレーション速度が得られると同時にシミュレータとほぼ同じデバッギング機能が利用できます。ワークステーションやHDLシミュレータと常時接続するわけではないので、エミュレーションされるデザインはMHzレベルのスピードで動作します。エミュレーションはSoC/ASICのシステム・アーキテクチャ探索やシステム検証、HW/SW協調検証、バーチャル・モデリングなどに使えます。

デザインのエミュレーションは主に次の2種類のデータで駆動されます。
- C++/SystemCのトランザクション・レベル・テストベンチ。AccelleraのSCE-MIで標準化されているトランザクション・インタフェースを介してつながります。
- 実データ: ビデオ、通信プロトコル、Speed-Bridgeを経由するAHBプロトコル
HES/DVM DVM ELITEはトランザクション・ベースの検証環境で、通信インタフェースはAccelleraのSCE-MI規格をベースにしています。SCE-MIは高性能トランザクション・エミュレータに最適なフリーの通信インタフェースです。このインタフェースのおかげで、検証環境を他のエミュレーション・プラットフォームに移植することができます。HES/DVM ELITEはSCE-MIのAPIや、トランザクタ用サポート・マクロの合成可能モデル、SCE-MIインフラストラクチャーのコンポーネントを持っています。
デバッギング機能
- ダイナミック・デバッギング - デザインを100%完全に可視化、Riviera-PROと完全に統合。
- スタティック・デバッギング - 多数の設定済みデバッギング・プローブに素早くアクセス可能
- エミュレーションのトリガと制御の機能
- メモリ可視化・書き込みアクセス・ツール
- 高密度 (多ピン) コネクタあり、組込プロセッサ・デバッガなど外付けハードウェアにフック可能
主なメリット:
- HW/SW協調検証、トランザクション・レベル・モデリング
- MHzレベルのエミュレーション速度でSoC全体を協調検証
- 検証プラットフォーム上でOSの起動とファームウェア実行
- ソース・レベルのソフトウェア・デバッギング
- スタティック・プローブとダイナミック・プローブを利用したハードウェア・デバッギング (100%可視化)
